南米アマゾンでの体当たり取材(2017年)で全身真っ黒という前代未聞の姿になり、“破天荒ディレクター”の称号をほしいままにした“ナスD”こと友寄隆英ディレクター。

アマゾンを皮切りにヒマラヤ(2020年)、マダガスカル(2023年)とこれまで3度秘境に挑んできた彼が、また新たな冒険へ。その模様が本日4月7日(日)に放送される。

“テレビ朝日開局65周年”を記念して降り立ったのは、約8000万年の間、独自の進化を遂げてきた島国ニュージーランド。

今回は、ニュージーランドの北島〜南島を縦断する大冒険へ。現地スタッフと協力して長期密着撮影を行い、それらの取材をもとに“ニュージーランド大自然の図鑑地図”を作成した。

旅は、ニュージーランドの大自然が生んだ“奇跡の謎13個”をひとつずつ解き明かしながら進んでいく。

旅をリポートするのは、日本屈指のアルピニストであり、“伝説の辺境ディレクター”の異名を持つ元テレビ朝日社員でナスDの大先輩・大谷映芳と、マダガスカルの冒険でも持ち前のガッツを発揮したテレビ朝日アナウンサー・山本雪乃。

今回、ナスDはその驚異的バイタリティーをフルに生かして特殊撮影スタッフとして参加。ニュージーランド現地スタッフと共に、数々の超貴重映像の撮影に成功した。

約8000万年前の地殻変動の結果、ほかの大陸と切り離され、世界でも類を見ないユニークな生態系を育んできたニュージーランド。珍しい動物たちが多数生息し、地球の息吹があふれる“神秘の世界”が広がる場所だ。

番組で解明していく“奇跡の謎13個”の中には、「絶滅から復活した飛べない鳥」や「神秘の植物」「世界一賢い鳥」など貴重な生物たちの不思議な生態も多数ラインナップ。南島の離島・スネアーズ島では“世界で唯一飛べないオウム”や、海から出て崖をよじのぼる珍しいペンギンなど多様な動物たちの姿をカメラにおさめた。

海洋生物の宝庫といわれるカイコウラでは、イルカの群れと泳いだ山本アナが感動の涙を浮かべる。

さらに、ニュージーランドで最も過酷な場所といわれるサザンアルプスで氷河研究に人生をささげた研究者や、ニュージーランドの代名詞ともいえる羊飼いの生活にも密着。長期撮影だからこそ、ほかの番組ではとらえることのできない、大自然と人々の共存の様子や地球のエネルギーを感じる映像を克明に記録した。

冒険の舞台にニュージーランドを選んだ理由についてナスDは、

「旅行や留学先としても人気が高く、日本との共通点も多くありながら雄大な大自然が残っていて、さまざまな動植物たちや人との共存、そして大規模な羊飼いの生活などなど…現地のカメラマンと協力して1年間通して撮影したら、きっと意外と知らなかった発見、学ぶ事が多いのではないかと思いました。それを日本の視聴者の方に伝えたいなと思いました」

とねらいを話し、「粘った結果、撮影に成功したとても貴重な光景や1年間かけて取材した膨大な撮影素材が、編集して120分になっています。ぜひ見て欲しいです!」と長期撮影の成果を語っている。