広島ドラゴンフライズは、同率でワイルドカードを争う島根との中国ダービー。聖地グリーンアリーナで勝利を目指しましたが…

B1リーグ 第31節(10日)
広島ドラゴンフライズ vs. 島根スサノオマジック 

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宿敵・島根を迎えたグリーンアリーナには、なんと6641人の大観衆が集まりました。しかし、試合開始早々、B1リーグの得点王ビュフォードを欠く島根に対して逆にディフェンスが甘くなり、安藤誓哉 に次々と得点され、一気に2けた得点差をつけられる苦しい展開に陥ります。

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大歓声に応えたい広島は、船生誠也・上澤俊喜 が連続で3ポイントを沈め、意地を見せます。さらに 河田チリジ がインサイドで ケリー・ブラックシアー・ジュニア からのパスを受けてダンク。同点に追いつき、会場は大盛り上がり。

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しかし、第2クォーター、島根の津山が大ブレイク。広島が安藤に気を取られているすきに3ポイントを次々に決められます。

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6点ビハインドで突入した後半は、島根の津山や安藤ヘのディフェンスを期待され、プレイタイムが増えたルーキーの 三谷桂司朗 が、安藤をタフショットに追い込むなどしっかり抑えます。すると今度は攻撃で ドウェイン・エバンス のパスから鋭い動きでレイアップまで。三谷の活躍で再び2点差に追い上げます。

第4クォーターも追いかける展開。ニック・メイヨ が3ポイントを決めて4点差に詰め寄ります。

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しかし、勝敗を分けたのは、直後のこのプレーでした。船生が速攻を決めて2点差に迫ったはずの場面で、船生に体当たりしてきた島根のプレーがファールではなく、逆に船生の右手が顔に当たったとアンスポーツマンライクファールが宣告される微妙な判定で無得点に。

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しかも、相手に与えられたフリースローで6点差に広げられ、そのまま流れを失った広島は、島根に今シーズン2度目の対戦でも敗れ、グリーンアリーナでは4戦全敗となりました。(広島 61ー70 島根)

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― ドラゴンフライズは惜しくも敗れてしまいましたが、まだ島根と1ゲーム差の3位です。次の直接対決までに5試合あります。広島は、中地区最下位の富山、西地区7位の長崎、6位の大阪と下位との対戦が多く、一方の島根は、西地区1位の琉球、2位の名古屋と上位との対戦があります。

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日程的にはドラゴンフライズの方が有利ですので、まだまだあきらめない戦いを期待しましょう。