韓国・ヘラルド経済はこのほど「4月の総選挙を前に、野党『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)代表が尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の対中・対日外交を強く批判した」と報じた。

記事によると、李代表は22日に忠清南道で遊説を行い、尹政権の2年間について「最も大きく崩壊したものが外交だ」と指摘した。

李代表は「中国人たちは韓国が嫌いだと言って韓国の製品を買わなくなった。なぜ中国を刺激するのか」とし、「ただ『謝謝(シェイシェイ、ありがとう)』、台湾にも『謝謝』と言っておけばいい」「(中国と台湾の)両岸問題になぜわれわれが介入するのか。台湾海峡がどうなっても、中国と台湾の問題がどうなってもわれわれには何の関係もない」と述べた。

また「今回の総選挙は国政失敗、民生破綻、経済の崩壊、平和の危機、民主主義の破壊を審判するものでもあるが、新日韓戦だ」と強調。「この国にはいまだに清算できていない親日残滓が非常に多い。総選挙でアイデンティティが疑われる候補、自主独立国家の構成員であることが疑われる候補は全員落とし、ここが大韓独立国家であることをはっきり示そう」「なぜ日本の核汚染水の海洋放出を一番近くて被害の大きい韓国政府だけが賛成しているのか。頭の中が日本で埋め尽くされているのではないか」などと述べたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「国際情勢についての知識がないようだ」「本当に深刻。台湾で戦争が起きたら世界大戦の自動ドアが開くということを知らないの?こんな人が大統領候補だとは」「外交常識ゼロ。中国の両岸問題が韓国に関係ないとどうして言えるのか。中国が台湾を攻撃したらすぐに米国と中国の衝突につながり、駐韓米軍に直接影響を及ぼす。そうなれば、中国と同盟関係にあり、武力による朝鮮半島の共産化を公言した北朝鮮が黙っているはずがない」「こんな低レベルの人間が大統領選に出馬し、数十%の支持を得たなんて。国崩壊の兆しだ」「今回の選挙は新日韓戦ではなく、自由民主主義VS共産主義の対決では?」など、李代表への厳しい声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)