Gertrude Chavez-Dreyfuss

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米財務省が15日発表した3月の対米証券投資統計によると、海外勢の米国債保有額は8兆0910億ドルと、前月の7兆9710億ドルから増加し、過去最高を更新した。増加は6カ月連続。

日本の保有額は1兆1880億ドルと、1兆1960億ドルを記録した2022年8月以降で最大となった。

円がドルに対して34年ぶり安値となる中、市場では介入警戒感が高まっており、日本の国債保有残高に注目が集まっている。

中国の米国債保有額は7674億ドルで、7652億ドルを記録した10年1月の以来の低水準となった。減少は3カ月連続。

取引ベースでは、米国債には422億ドルの資金が流入した。2月の流入額は874億ドルだった。

社債と機関債の購入は3月も続き、それぞれ529億ドル、8億ドルが流入した。

米株式には825億ドル流入した。2月は8億ドルの流入だった。