Laura Sanicola

[4日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は続伸。主要産油国による減産維持や、米経済の強さを示す兆候が支援材料となった。

0037GMT(日本時間午前9時37分)時点で、北海ブレント先物6月限は0.15ドル(0.2%)高の1バレル=89.51ドル、米WTI先物5月限も0.15ドル(0.2%)高の85.59ドル。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は3日の合同閣僚監視委員会(JMMC)で、生産目標の維持を決めた。声明によると、一部の国は減産順守率の改善に取り組み、その進展を報告すると表明した。

また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は講演で「このところの雇用とインフレの指標はいずれも予想を上回っている」と指摘。利下げを急がない姿勢を改めて示した。

USバンク資産運用グループのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏はパウエル議長の発言について、米経済成長の堅調さを示すもので、原油にとってプラスだったと述べた。