Katya Golubkova

[東京 12日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。シリアにある大使館への攻撃についてイランはイスラエルへの報復を宣言しており、中東地域の原油供給が途絶するリスクが意識されている。

北海ブレント先物は0.34ドル高の1バレル=90.08ドル、米WTI先物は0.44ドル高の85.45ドル。

イスラエルは在シリア・イラン大使館を攻撃したと明らかにしていないが、イランは報復を表明。

イスラエルのネタニヤフ首相は11日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けながら、他の地域でも幾つかのシナリオに備えていると述べた。

ANZリサーチはリポートで「地政学的リスクが依然として高まっている」と指摘。経済状況の改善や石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」の減産も原油相場の上昇を支えてきたとした。