島根県奥出雲町亀嵩の温泉旅館「亀嵩温泉 玉峰山荘」が1日、リニューアルオープンする。大浴場や客室を改修し、年間で10万人の来館者を目指す。

 玉峰山荘は2001年4月に開業した。和室や洋室の全20室(定員64人)で宿泊のほか、日帰りの入浴や食事も楽しめ、年間約8万人が訪れる。

 来年で25年目を迎えるに当たり、リニューアルを決めた。靴を履き替える手間を省くため、館内を土足可能とし、これまで一括管理していた客室の空調を部屋単位で調整できるようにした。大浴場の脱衣所の床なども新調し、露天風呂に手すりを取り付けユニバーサルデザインを推進する。

 秋までに施設の外装や露天風呂付き客室の整備を実施する予定で、総事業費は約2億円を見込んでいる。3分の2は観光庁などの補助金を活用する。

 西沢吉昭支配人(47)は「奥出雲町のシンボルとして多くの方に来てほしい」と期待した。宿泊は1泊2食付きで1万4500円から。日帰り入浴は大人700円、小学生以下400円。問い合わせは同施設、電話0854(57)0800。