城下町に残る「六角井戸」は、外交に長けた松浦家と中国(明)との関わりを示します。明の海商・王直(おうちょく)が、松浦隆信(まつらたかのぶ)に優遇され、平戸に定住しました。王直以外にも多くの明の商人が平戸に住み、明の様式である六角形の石柵で囲った井戸を造ったのです。外交の手腕は江戸時代に入ってからも発揮され、江戸時代初期には、オランダ商館とイギリス商館が平戸に開設されました。
【日本100名城・平戸城】城主自ら壊すことになった苦境から、再築を許されるまでのドラマ
城下町に残る「六角井戸」は、外交に長けた松浦家と中国(明)との関わりを示します。明の海商・王直(おうちょく)が、松浦隆信(まつらたかのぶ)に優遇され、平戸に定住しました。王直以外にも多くの明の商人が平戸に住み、明の様式である六角形の石柵で囲った井戸を造ったのです。外交の手腕は江戸時代に入ってからも発揮され、江戸時代初期には、オランダ商館とイギリス商館が平戸に開設されました。