レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、現地時間5月17日に敵地で戦うチャンピオンズリーグ準決勝・第2レグのマンチェスター・シティ戦を前に会見に出席。“怪物”封じに見解を示した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 先週の第1レグでは、36分にヴィニシウス・ジュニオールのゴールで先制に成功するも、67分にケビン・デ・ブライネに弾丸ミドルシュートで被弾。1―1のドローに終わり、ホームで先勝とはならかった。

 しかし、今シーズンにシティに加入以来、公式戦52ゴールと大爆発を見せるアーリング・ハーランドには仕事をさせず。守護神のティボー・クルトワは「ハーランドを守りたいのであれば、走るスペースを与えないことだ。僕らはそれを避けようとした。上手くやったよ」と手応えを示していた。

 再びこの敵エースを封じられるかが注目ポイントとなるが、イタリア人指揮官は「ハーランドのことだけを考えているわけではない」と主張する。
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「私たちはチーム単位で見ている。つまり全選手だ。1人の選手だけではない。ケビン・デ・ブライネ?(イルカイ・)ギュンドアン?(リャド・)マハレズ?難しい相手だ」

 最多14度の優勝を誇り、前回王者でもあるマドリーに対し、シティはいまだ欧州制覇を果たせていない。ただ、アンチェロッティ監督は、経験が大きな影響を与えるとは考えていないようだ。

「勇気と個性が非常に重要になる。プレッシャーが非常に高くなるからだ。自分たちのクオリティを発揮するために必要な個性を持たなければならない。流れをよく読み、このような試合では当たり前の話だが、苦しむ時間が続くと理解しているチームにしたい。相手が困難に陥った時、一気に噛み付く」

 白い巨人はシティの初制覇の夢を打ち砕き、連覇に大手をかけられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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