現地時間5月23日に開催されたラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する4位のレアル・ソシエダが14位のアルメリアとホームで対戦した。

 敵地カンプ・ノウで32年ぶりの歴史的勝利を飾った前節のバルセロナ戦でベンチスタートとなった久保は、2試合ぶりにスタメンに復帰。4−2−3−1の右サイドハーフに入る。

 立ち上がりのピンチを守護神レミロの好セーブで防いだソシエダは6分、久保が右サイドから仕掛けて深く抉ってクロス。しかし、中のCFカルロス・フェルナンデスに合わない。

 26分にもカウンターから、久保がカットインしてニアサイドにシュート。これは負傷したシルバに代わって途中出場したメンデスがシュートコースにいたために、オフサイドとなる。

 36分には、CBル・ノルマンのすねに足裏でタックルをした敵FWルイス・スアレスがVAR介入の末に一発退場。ホームチームは数的優位となる。
 
 迎えた前半アディショナルタイム4分、右サイドでボールを受けた久保が、カットインからマーカーをかわして得意の左足を一閃。ファーサイドへ強烈なシュートを叩き込み、先制点を挙げる。

 クリスティアーノ・ロナウドのゴールセレブレーションを模倣して喜びを爆発させた21歳の日本代表MFは、これが3試合ぶりの今シーズン9点目となった。

 絶好調男の勢いは止まらない。後半に入って48分にも、GKレミロからのフィードを見事なトラップ。シュートには持ち込めなかったものの、チャンスを創出する。62分にもメンデスとのワンツーからシュート性のクロスを送り込むも、わずかに枠を外れ、FWセルロトも触れなかった。

 追加点は奪えなかったものの、その後も主導権を握り続けたソシエダが、このまま1−0で勝利。チャンピオンズリーグ出場権獲得(4位以内)に向けて、また一歩前進した。

 なお、決勝点を挙げた久保はフル出場。なんと今シーズン9度目のマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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