長期離脱から戦列に戻ってきて、最初の試合でスタメンに名を連ねたのは驚きも誘った。だが、堂々のパフォーマンスは指揮官の選択が正しかったことを証明している。

 セルティックの旗手怜央は3月31日、スコットランドリーグ第31節のリビングストン戦で先発出場。65分までプレーし、自身のシュートが相手選手に当たってオウンゴールの先制点を誘うなど、3−0での勝利に貢献した。

 今季を通じてケガに苦しめられてきた旗手は、1月にセルティックで戦列復帰を果たしたものの、日本代表として臨んだアジアカップでふくらはぎを負傷。再びの離脱を余儀なくされ、約3か月の欠場を強いられた。

 今季の公式戦で出場11試合だったこともあり、復帰戦での先発起用を疑問視する声もあった。だが、コーチのジョン・ケネディは、旗手が練習でハードワークしてきたとし、良いコンディションだったと話している。
【動画】復帰戦で旗手怜央が先制点を演出!
 ケネディのコメントを伝えたセルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、「それは報われた。ハタテは素晴らしかった。クラブ最高選手のひとりと見なされている理由をすぐに証明した」と、旗手を称賛している。

「出場した65分間で、ハタテは枠内シュート4本を放ち、チャンスを1回つくった。ビッグチャンスを逃したのは1回。パス成功率は90%だ。キックオフからすぐ、日本人選手はその攻撃的な意思を示していた」

 宿敵レンジャーズに1ポイント差をつけているものの、消化が1試合多いセルティックは、7日の次節で直接対決に臨む。大一番を前にしての旗手復帰は、セルティック陣営にとって朗報だ。

 67 HAIL HAILは「今週末のアイブロックスでの試合に向け、フィットした状態のハタテがロジャーズにとって大きな後押しとなることは疑いない」と続けた。

「セルティックのファンは、リビングストン戦のテストを無傷で乗り越え、ダービーに向けて準備できたことを喜んでいるだろう」

 移籍当初のレンジャーズ戦で大活躍し、周囲の信頼をつかんだ旗手。今回のオールドファームでも活躍が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「無能監督」「サッリのサッカーはクソ」鎌田大地の躍動でラツィオ前指揮官に批判殺到!「辞めてくれてありがとう」
 
【記事】「ワタルとマッカは適切なスペースにいた」クロップ監督が“タスク完遂”の遠藤航らに賛辞!「彼らは素晴らしい」

【記事】「彼はとても賢い」「気に入ったよ」ラツィオ新指揮官が先発抜擢の鎌田大地を称賛!「私が望むスタイルに適している」