チェルシーのマウリシオ・ポチェティーノ監督が、現地時間4月4日に行なわれるプレミアリーグ第31節、マンチェスター・ユナイテッド戦を前に檄を飛ばした。英紙『Daily Mail』が報じている。

 昨季は屈辱の12位に終わった名門は、今季は超大型補強を敢行。ポチェティーノ新監督のもと再スタートを切ったが、中位から抜け出せずにいる。直近では前半に退場者を出した19位のバーンリー相手に2−2で引き分けるなどし、現在も12位に甘んじている。

 厳しい状況のなか、ポチェティーノ監督は、「いったい何ができる? 早く到着し、もっと働き、もっと走り、もっと集中することだ」と熱弁。「私が彼らに伝えたことを説明する」と切り出し、自身の‟好例”を次のように知らしめた。

「初めて監督を務めたエスパニョールでは、私は毎朝7時に練習場にいた。それからサウサンプトンに移った時は、朝7時半。トッテナムでは朝7時、PSG(パリ・サンジェルマン)では朝6時、今は6時45分だ。警備の人に聞いてみてくれ。

 変わらないよ。15年経っても、私の情熱はここにあり、モチベーションはフットボールなんだ。15年も働けば、給料も貯金残高も増える。でもだからといって、朝9時に来て、午後2時に帰るような、コンフォートゾーンには入れない。自分自身、チームとコーチングスタッフをプッシュし続けなければならない」
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 ポチェティーノ監督はそのうえで、「コンフォートゾーンに入るな。そんなところに入れば、レベルも基準も下がる」と主張。バーンリー戦での失態を教訓にすべきと語った。

「チェルシーであれば、このような試合での引き分けは許されない。試合に勝ちたいなら、ボールを持って良いプレーをするだけではない。楽しむためのエキシビションチームになってはいけない。マンチェスター・ユナイテッドや、レアル・マドリーの選手のようにバーンリーの選手を追いかけないと。試合の局面をリスペクトする必要がある」

 指揮官の激励は、難敵ユナイテッド撃破に繋がるか。バーンリー戦のような戦いぶりでは難しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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