現地時間4月9日、チャンピオンズリーグの準々決勝・第1レグで、この大会最多優勝を誇るレアル・マドリーと前回王者マンチェスター・シティが前者のホームで対戦した。

 シティは開始2分に先制に成功する。ペナルティエリア手前の左寄りでグリーリッシュが倒されてFKを獲得すると、ベルナルド・シウバが意表を突いたキックでニアサイドを撃ち抜いた。

 一方のマドリーは12分に同点に追いつく。右サイドでボールを受けたカマビンガが、ドリブルで中に切り込んで左足を一閃。このシュートがディアスに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 さらにその直後には、ヴィニシウスの見事なスルーパスに抜け出したロドリゴがボックス内に侵入。相手に2人に囲まれながらも、右足で上手く流し込んで、一瞬のうちに逆転した。

 その後は一進一退の攻防が続き、両チームにゴールは生まれず。このままマドリーが2−1とリードして前半を終えた。
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 迎えた後半、シティは49分にB・シウバのパスをもらったグリーリッシュがボックス内に侵入して右足のコントロールショットを放つも、枠を捉えられない。

 マドリーは54分、敵陣でボールを奪ったベリンガムが巧みな切り返しで相手を翻弄し、左足のシュート。しかし、ボールはゴール右に外れた。

 2分後には、ロドリゴの絶妙なスルーパスに反応したヴィニシウスが決定機を迎えるも、決め切れなかった。

 シティは66分、ペナルティエリア手前の中央でストーンズの横パスを受けたフォデンがワントラップから左足を振り抜くと、ボールはゴール左上に突き刺さって同点に追いついた。

 さらに71分には、グバルディオルがボックス手前の左寄りから鮮やかなミドルでネットを揺らして、勝ち越しに成功する。

 リードを許したマドリーは79分、ヴィニシウスのクロスに飛び込んだバルベルデが豪快な右足のダイレクトボレーを叩き込んだ。

 打ち合いとなった一戦は互いに譲らず、このまま3−3で終了。第2レグは17日にシティのホームエティハドで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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