現地時間4月10日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1レグで、パリ・サンジェルマンとバルセロナが前者のホームで対戦した。

 ビッグマッチの開始6分、バルサが早速チャンスを創出。守護神テア・シュテーゲンのロングパスからラフィーニャが一気に抜け出すが、タイミング良く前に出てきたGKドンナルンマに阻まれる。

 アウェーチームはさらに20分、ギュンドアンのCKにレバンドフスキがヘッドで合わせるも、メンデスにゴールラインぎりぎりでクリアされる。

 バルサOBで敵将シャビとも共闘したルイス・エンリケ監督が率いるパリSGは、28分にイ・ガンインがペナルティエリア内で左足を一閃。しかし、テア・シュテーゲンにセーブされる。

 五分五分の展開のなか、37分にバルサが先制点を奪う。16歳の超新星ヤマルのクロスから、ファーでラフィーニャが叩き込んだ。27歳のブラジル代表FWは2戦連発で、今季7点目となった。

 前半は0−1で終了。パリSGはビハインドで折り返したものの、48分に昨季までバルサでプレーしたデンベレが、鋭い切り返しから左足で強烈なシュートを突き刺し、同点に追いつく。
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 これで勢いに乗ると、そのわずか3分後に逆転に成功。ペナルティエリア内でファビアンからパスを受けたヴィティーニャが冷静に流し込んだ。

 ただ、バルサも負けていない。62分に途中出場で入ったばかりのペドリが前線へ絶妙な縦パスを送り込むと、ラフィーニャが上手くボレーで流し込み、2−2とする。

 一気にハットトリックを目ざすラフィーニャは、70分にFKから左足で鋭いシュートを放つも、ドンナルンマにキャッチされる。それでも77分、CKからクリステンセンがヘッドで叩き込み、バルサが再び一歩前に出る。

 その後も次の1点を狙い、攻め合うが、スコアは動かず3−2でタイムアップ。スペイン王者がフランス王者に先勝し、4強入りに前進した。

 雌雄を決する第2レグは来週16日、舞台をバルセロナの本拠地に移して行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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