セルティックのエースは古橋亨梧だ。宿敵レンジャーズと激しいタイトルレースを繰り広げるなか、シーズン終盤戦でその重要性はさらに増している。

 一方で、冬に加入したアダム・アイダを評価する声もある。

『FootballFanCast』は4月14日、「キョウゴの隣でブレンダン・ロジャーズ監督が解き放つべきセルティックのスター」と題した記事で、アイダに高さがあり、「キョウゴにできないやり方」で相手守備を苦しめると称賛。さらにコンスタントに得点やアシストも記録しているとたたえた。

「日本人選手を10番の位置に下げる、あるいはセカンドトップにすることで、ふたりのペアを解き放つことができるかもしれない。それにより、肉弾戦が多くなることを回避し、ゴールを決めることに集中できる」

 同メディアは、古橋が今季のリーグ戦で11得点をあげているものの、得点期待値(15.4)を大きく下回っていると指摘。期待値と実際の得点の差が、前田大然を上回るチーム最多と伝えた。
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 また、「ビッグチャンス」逸失が21回、1得点あげるのに要した時間が200分、パス成功率が67%、デュエル勝率は40%と報じている。

「低調なパスと精彩を欠いたフィニッシュでポゼッションを無駄にし、前線でフィジカルな存在感を出せず、簡単に相手守備に上回られているということだ」

 そのうえで、FootballFanCastは「少し低い位置でプレーさせ、ゴールを背にする責任を減らすことで恩恵を受けられるはずだ。背後のCBにパスを阻まれなくなり、パス精度が高まるかもしれない」とし、アイダのスタッツは補完に適していると続けた。

「(アイダの得点期待値と比較した得点数、デュエル成功率や空中戦成功率は)、空中戦成功率25%のキョウゴと違い、9番のポジションでの肉体的存在感をもたらすことを示している」

「ロジャーズはついにアイダを解き放ち、日本人とダイナミックなデュオを組ませなければならない」

 リーグ戦は残り5試合。指揮官はどのようにラストスパートへ臨むだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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