アーセナルは惜しくもベスト8敗退という結果に終わった。だが、冨安健洋は久しぶりの先発出場でインパクトを残している。

 4月17日に行なわれたチャンピオンズリーグ準々決勝第2レグで、ミケル・アルテタ監督のチームはバイエルンに敵地で0−1と黒星。2戦合計2−3とされ、準決勝進出はならなかった。

 冨安は左SBでスタメンに名を連ね、86分までプレーしている。先発したのは、負傷交代した12月2日のプレミアリーグ第14節ウォルバーハンプトン戦以来、約4か月半ぶりのことだ。
【画像】ピッチ上でコンタクトレンズを装着する冨安
 レロイ・ザネとマッチアップした冨安のパフォーマンスに、アーセナルのサポーターからは賛辞が寄せられた。『THE BOOT ROOM』が伝えている。

「トミヤスはとても過小評価されている」
「トミヤスはピッチ上で最高の選手のひとりだった。彼のことがとても恋しかった」
「残りのシーズンの左SBを見つけたと思う。トミヤスが全試合で先発出場すべきだ」
「最小限のリズムにもかかわらず、トミヤスはザネに対して非常に良いマンマークの仕事をした」

 バイエルンとの第1レグでは、ヤクブ・キビオルに厳しい声が寄せられた。アストン・ビラに手痛い黒星を喫したプレミアリーグ前節では、オレクサンドル・ジンチェンコが批判されている。

 その中で迎えた先発出場の機会で、冨安は一定の評価を得たと言えるかもしれない。

 ただ、結果的にアーセナルが得点をあげられず、ベスト8敗退に終わったのも確かだ。THE BOOT ROOMは「確かにトミヤスは仕事をした。だが、アルテタは正しい人選をしたのだろうか?」と、その他の選手の起用に疑問を呈した。

 欧州最高峰の大会から姿を消したアーセナルは、プレミアリーグでマンチェスター・シティ、リバプールとタイトルレースを繰り広げている。大事な終盤戦で、冨安の起用は増えるのか。アルテタの起用が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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