現地時間4月18日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝・第2レグで、遠藤航(出番なし)が所属するリバプールは、アタランタと敵地で対戦。1−0で公式戦4試合ぶりに勝利を収めたが、第1レグは0−3で落としており、2戦合計1−3で敗退となった。

 クラブ専門メディア『Liverpool ECHO』によれば、ユルゲン・クロップ監督は試合後、「今夜の試合に負けたのではなく、ホームで負けたのだ」と発言。改めて1週間前の大敗を嘆いた。

「アタランタを祝福するのは簡単だ。彼らは突破に値したからね。しかし、今回の試合において、我々の特に立ち上がりは素晴らしかった。献身性、意欲、パワーは優れていた。とはいえ、得点を決めなければならないのは明らかだった。勝ち上がれず失望しているが、イライラしたり怒ったりはしていない。明後日にはロンドンへ移動し、(21日に)フルアムと対戦する」

 国内リーグではマンチェスター・シティ、アーセナルと優勝争いを繰り広げている。熾烈な三つ巴において、「フレッシュさと戦術のどちらが重要?」と問われると、ドイツ人指揮官は「常に全てがミックスされている。想像してみてくれ。疲れていないけれど、戦術的なプランが洗練されていない。あるいはその逆で、素晴らしいプランを持っていて疲れている」と回答。そのうえで、こう訴えた。
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「私はたくさんのフットボールを見てきた。他のリーグがなんと言おうと、イタリアは進歩しているし、スペインは素晴らしい、ブンデスリーガもある。だが、プレミアリーグが最も激しいリーグで間違いない。

 タフな時期だし、タフでなければならない。3チームがプレミアリーグ優勝を狙っている。それが簡単だとしたら、完全に間違っている。常に洗練されたプラン、フィジカルとメンタルのフレッシュさがミックスされているんだ」

 今季の残りはリーグ戦の6試合に絞られた。リバプールは確実に勝点を積み上げ、クロップ体制ラストイヤーを華々しく終えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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