今春オープン戦防御率5.68の戸郷翔征

巨人・戸郷翔征と阪神・青柳晃洋のインフォグラフィック


2024年のプロ野球が29日に開幕する。V奪回を狙う巨人は昨年日本一の阪神を東京ドームに迎え撃つ。

先発は戸郷翔征。今春オープン戦は4試合に登板して1勝3敗、防御率5.68とピリッとしない。ラスト登板となった22日の楽天戦では太田光に2ランを浴び、3回2失点だった。

昨季の阪神戦は6試合で3勝2敗と勝ち越しているものの、防御率は4.12。木浪聖也に16打数9安打の打率.563と打ち込まれており、近本光司も21打数9安打の打率.429、2本塁打、佐藤輝明と大山悠輔にも1本塁打を浴びるなど、ある程度の失点は覚悟しておく必要があるかもしれない。

とはいえ、2年連続12勝をマークし、阿部慎之助新監督が初陣を託したエースだ。本拠地で昨年覇者を迎えて臨む新監督の初戦は、今季を占う上でも重要な意味を持つ。戸郷の快投が期待される。

今春オープン戦防御率1.29の青柳晃洋

一方の阪神は青柳晃洋が2年連続の開幕マウンドに立つ。オープン戦は3試合登板で0勝1敗、防御率1.29。22日のオリックス戦では右足母指球の皮がむけて4回で降板したが、心配はなさそうだ。

2021年から2年連続13勝で最多勝などのタイトルを獲得したサイドハンド。昨季は8勝にとどまったこともあり、今季にかける意気込みは相当だろう。

巨人戦は昨年が3試合で2勝1敗、防御率4.15、2022年が4試合で3勝0敗、防御率1.55、2021年も3試合で2勝1敗、防御率2.25と好相性。昨季4打数3安打1本塁打の大城卓三、8打数3安打1本塁打の丸佳浩には注意を払いたい。

昨年は京セラドーム大阪でDeNAと開幕カードを戦いスイープ。マツダでの広島初戦にも勝って開幕4連勝し、勢いに乗った。

今年はオープン戦最下位だったが、“アレンパ”のためには開幕ダッシュを決めたいところ。青柳の右腕に期待がかかる。

その他のセ・リーグ開幕戦の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・東克樹−広島・九里亜蓮(横浜)
ヤクルト・サイスニード−中日・柳裕也(神宮)

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