24日(日本時間25日)、本拠地でのエンゼルスとのオープン戦に「2番DH」で先発出場しているドジャース大谷翔平投手。試合前に元通訳・水原一平氏の違法賭博スキャンダルを巡って、明日25日(同26日)に取材対応することを示唆したと、現地メディアが報じた。

■指揮官「私たちはプレーの準備をしたいだけ」

米紙『ロサンゼルス・タイムズ』電子版は試合前、大谷がロッカー前に姿を現し明日記者の取材に応じると語ったと報道した。大谷が公の場でコメントするのは、『大規模窃盗』の被害者であると最初に報じられて以来、初のことだ。

デーブ・ロバーツ監督は「それはいいことだと思う」と大谷の取材対応に前向きな姿勢で、「それが正しいことだと思う。彼が自分の知っていることを話し、自分の考えを述べてくれることを嬉しく思う。そうすれば、もう少し全体が明らかになるだろう」と語ったという。

記事では「オオタニは記者取材に応じる予定だが、情報量は限られる可能性がある」と指摘。矛盾した情報により、ファン、メディア関係者のみならず大谷のチームメートにも異常なレベルの混乱が生じているとした。匿名で意見を求められた数名のドジャース選手によると「チームメートの多くは、オオタニにある程度の同情を抱いている」という。

ロバーツ監督は、水原氏の告発についてはオオタニと直接話し合ったことはなく、28日(同29日)のアメリカでの本拠地開幕戦のラインナップに大谷を加えることには何の躊躇もないとも語った。

明日の大谷の取材対応については「本当に楽しみにしている。誰にとってもいい日になると思う。クラブハウスやコーチ、選手含めわたしたちはただプレーし、プレーの準備をしたいだけだ」と野球に集中したい意思を示している。

(A.Kudo/SPREAD編集部)