20日に自身のインスタグラムのライブ配信で来季のBリーグ入りを表明した渡邊雄太。NBAでのプレーは6季で終止符を打ったが、夏にはパリ五輪を控えており、出場へ向けて意欲を見せた。21日に都内のホテルで会見を開く予定となっている。

■欠場理由は「メンタル的なこと」

新加入先のサンズで今季開幕を迎えた渡邊。しかし、出場機会は徐々に減少。トレード期限が間近に迫った2月8日には古巣グリズリーズへの移籍が発表された。ただ、新天地でも苦難に見舞われ、右手首の負傷などで欠場したほか、終盤は「個人的理由」から22試合連続で欠場。コートに姿を見せないまま今季を終えていた。   配信では「個人的理由」について「メンタル的なことで休みをもらっていた」と明かした上で、「今は回復している」とキッパリ。「この夏、オリンピックがある。練習はずっとしていた。五輪はもちろん出る。3月からそこを目標にやってきた。体の調子はいい」と日本代表としてのプレーに意欲を見せた。

■「最高の6年間」と振り返る

また、Bリーグで一緒にプレーしたい選手として名前を挙げたのは、一番仲が良いという日本代表のチームメート・富樫勇樹(千葉)だった。ただ、現時点で所属先に関しては交渉中のため、「だからと言って、(千葉に)行くというわけではない、対戦したいという思いもある」と話すにとどめた。

一方、“指名”された富樫は自身のX(旧ツイッター)を更新。「6年間NBAでやれたのは雄太の努力でしかないし、大変な事の方が多かったと思うけど、たくさんの勇気をもらいました。これからはバスケ楽しんでな」とつづり、これまでの奮闘をねぎらった。

渡邊も自身のXを更新し、「いろいろあったけど最高の6年間でした‼」と記し、歴代所属チームのユニフォームを着た自身の合成画像とともにアップした。

現在、水面下では争奪戦が展開されている模様。富樫との共闘か、対戦か。渡邊の動向に注目が集まっている。