「石巻ひばり野バイオマス発電所」は、再生可能エネルギーを手掛ける東京の「レノバ」などが出資する合同会社が、石巻市の雲雀野地区に整備し、3月28日から営業運転を開始しました。発電能力は75メガワットで、バイオマス発電所としては国内最大規模です。

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マレーシアなどから輸入した「パームやし殻」や、北米の木質ペレットを混ぜて燃やし、発生した蒸気でタービンを回して電気をつくります。発電量は一般家庭およそ17万世帯の年間の使用電力量に相当する5億3000万キロワットです。すべて東北電力ネットワークに売電します。

石巻ひばり野バイオマス発電所 細見裕己発電所長:
「広い土地で発電事業が出来る、近くに港がある、東北電力に送る電力の空きもあった。この3つの要素が石巻の雲雀野が最適な土地」

石巻ひばり野バイオマス発電所 細見裕己発電所長

従業員およそ30人のうち、6人が地元からの採用です。宮城県内で、レノバが出資するバイオマス発電所は、去年11月に仙台市宮城野区蒲生で稼働した発電所に次いで2か所目です。