(左から)奥脇莉音とリ・ユーユン
画像提供:(C)JWT50

女子テニスのツアー下部大会、W15大東建託オープンsupported by JWT50(日本/福井、ハード、ITF1.5万ドル)は29日にダブルス決勝が行われ、第3シードのリ・ユーユン(台湾)/ 奥脇莉音ペアが林恵里奈/ 吉岡希紗ペアを3-6, 6-4,[10-8]の逆転で下し、優勝を飾った。奥脇はシングルス、ダブルスを通じてこれがITFツアー初優勝となった。

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ジュニア育成プロジェクト「伊達公子×YONEXPROJECT」の第一期卒業生である18歳の奥脇。リ・ユーユンとのペアでは先月行われた亜細亜大学国際女子オープンテニス(日本/東京・日の出、室外ハード、ITF)で準優勝を果たしている。

この試合の第1セット、リ/ 奥脇ペアは3度のブレークを許し先行される。それでも第2セットは、序盤に2度のブレークに成功したリ/ 奥脇ペアが1セットオールに追いつく。

迎えた10ポイントのマッチタイブレーク、リ/ 奥脇ペアは序盤で1-5と点差を広げられるも粘りを見せ、終盤で6ポイントを連取し逆転で優勝を決めた。

また、同日にはシングルス準決勝も行われ、奥脇を破った第8シードの倉持美穂と、第6シードの佐藤久真莉を破った第2シードのリー・ヤシュアン(台湾)が30日に行われる決勝で顔を合わせることになった。

同大会は伊達公子、杉山愛、神尾米ら元世界ランク50位以内を経験した女子テニス選手の有志が集って発足した団体「Japan Women’s Tennis Top50 Club(JWT50)」が主催する第2回大会。大東建託株式会社が特別協賛をつとめ、前週は大阪で開催。シングルスでは20歳の川口夏実、ダブルスでは伊藤あおい/ 虫賀心央ペアが優勝している。

なお、6月には吉田記念テニス研修センター(千葉県)で第3回大会が開催される予定。

【JWT50とは】
元世界ランク50位以内を経験した女子テニス選手の有志が集い、日本のテニス界の未来について話し合い、テニスに携わる次の世代へ、様々な機会を提供していくための組織。この活動を通じて、テニスだけではなく、スポーツ、さらには日本で活動をする企業がグローバル社会において「本気で世界を目指せる」環境づくりの一助を担う目的として発足した。

■理事
伊達公子(元世界4位)、杉山愛(元世界8位)、神尾米(元世界24位)

■会員
浅越しのぶ(元世界21位)、小畑沙織(元世界39位)、中村藍子(元世界47位)、長塚京子(元世界28位)、森上亜希子(元世界41位)、奈良くるみ(元世界32位)


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