ヤニック・シナー(バルセロナOP)
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は12日にシングルス2回戦が行われ、第8シードのJ・シナー(イタリア)が予選から勝ち上がった世界ランク104位のT・コキナキス(オーストラリア)を6-1, 6-4のストレートで破り、2年連続のベスト16進出を決めた。

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21歳のシナーは今年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準優勝。その後のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)ではベスト4進出を果たしている。しかし、同月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は負傷により準々決勝を前に棄権した。

シード勢が1回戦免除のため、この日が初戦となったシナー。第1セット、序盤で3ゲーム連取に成功すると第5ゲームから再び3ゲームを連取しわずか28分で先行する。

続く第2セット、両者サービスキープが続くも、シナーは第7ゲームでブレークに成功。第9ゲームで1度のマッチポイントをものにできなかったシナーは、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームで2度目のマッチポイントをものにし、1時間18分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトでシナーのコメントを紹介している。

「今日の自分のレベルには満足している。簡単ではなかったよ。少し風が強くて、特に第2セットでは彼(コキナキス)のサービスが少し良くなっていた。でも、自分のサービスにはとても満足しているんだ」

「ローマでは、若い子たちのモデルになろうとしているようで、とても特別な気分。また、彼らと一緒に過ごす時間はとても大切で、愛情を示すことができる。僕にとってこの大会はとても特別なもの」

「このような観客は年に1度、あるいはトリノの予選を通過すれば年に2度しかないんだ。もちろんそれが僕の目標だし、このローマでも勝ち進もうと思っているんだけど、1試合ずつを大切にする。戦う準備はできているけど、次の対戦は厳しいものになるのでどうなるか見てみよう」

勝利したシナーは3回戦で世界ランク40位のS・バエス(アルゼンチン)と同93位のA・シェフチェンコのどちらかと対戦する。



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