16強入りしたウォズニアッキ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は10日、シングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク204位のC・ウォズニアッキ(デンマーク)が同じくワイルドカードで出場した同131位のK・ヴォリネッツ(アメリカ)を6-2, 4-6, 6-0のフルセットで破り、2018年以来6年ぶり10度目のベスト16進出を果たした。4回戦では同607位のA・ケルバー(ドイツ)と顔を合わせることが決まっており、母親になって初めての対戦となる。

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元世界ランク1位で33歳のウォズニアッキは出産を経て昨年現役復帰。今季は3大会に出場するもマッチ1勝3敗となっている。4大会目となるBNPパリバ・オープンでは2011年にタイトルを獲得したほか、2013年にも準優勝を果たしている。

今大会では1回戦で世界ランク62位のヂュー・リン(中国)、2回戦で第25シードのD・ヴェキッチ(クロアチア)をどちらもストレートで下し3回戦進出を決めた。

22歳のヴォリネッツと対戦したこの日の第1セット、ウォズニアッキは先に2度のブレークに成功しゲームカウント5-1と大きくリード。第7ゲームで1度のブレークを返されるも第8ゲームで3度目のブレークを奪い先行する。

しかし、続く第2セット、1度のブレークに成功するもリターンゲームでは2度のブレークを許し1セットオールに追いつかれる。それでもファイナルセット、ウォズニアッキは1ゲームも取られることなく制し、2時間10分で勝利した。

勝利したウォズニアッキは4回戦、昨年2月に第一子を出産し今年1月に復帰した元世界ランク1位のケルバーと対戦する。ケルバーは3回戦で第17シードのV・クデルメトバを6-4, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。

大会の公式サイトはウォズニアッキのコメントを掲載しており、ケルバーとの4回戦について「お互いにこの試合を楽しみにしていると思うし、状況も同じだわ。いい試合をして、いい戦いを見せたい。私たちは友達だし、試合が終わっても友達であることに変わりはないわ」と明かした。

両選手が母親になってから対戦するのは今回が初めてではあるものの過去に15度対戦。ケルバーが8勝7敗で勝ち越しているものの拮抗している。直近では2018年のバイキング・イーストボーン国際(イギリス/イーストボーン、芝、WTA500)準決勝で対戦しており、ウォズニアッキが2-6, 7-6 (7-4), 6-4の逆転勝ちを収めている。

同日には第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)、第13シードのJ・パオリーニ(イタリア)、第22シードのA・パブリュチェンコワ、第28シードのA・ポタポヴァ、世界ランク79位のY・プチンセワ(カザフスタン)が16強に駒を進めた。

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