8強入りしたサッカリ
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女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は13日、シングルス4回戦が行われ、第9シードのM・サッカリ(ギリシャ)が世界ランク61位のD・パリー(フランス)を6-2, 3-6,6-3のフルセットで破り、3年連続3度目のベスト8進出を果たした。

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世界ランク9位で28歳のサッカリは昨年9月のグアダラハラ・オープン・アクロン(メキシコ/グアダラハラ、ハード、WTA1000)で自身最大のタイトルを獲得したものの昨シーズン終盤から今シーズンにかけて苦戦。

初白星を飾った全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2回戦敗退となるとその後2大会連続で初戦敗退。世界ランクトップ30の選手に8連敗を喫するなど上位選手に勝てない状態が続くと先月15日には約6年間をともにしたトム・ヒルとコーチ関係の解消を発表した。

先月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、WTA1000)で
全豪オープン以来の勝利を飾ったものの3回戦で敗れたサッカリは今月上旬、BNPパリバ・オープン出場に向け、過去にV・ウィリアムズ(アメリカ)やJ・ペグラ(アメリカ)を指導したデビッド・ウィットをコーチとして招聘した。

そのサッカリは今大会、シード勢は1回戦免除のため初戦となった2回戦で世界ランク74位のD・シュナイダー、3回戦で第20シードのC・ガルシア(フランス)を下し16強入りした。

21歳のパリーと顔を合わせた4回戦の第1セット、サッカリはファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得。3度のブレークポイントを握られるも全て凌ぐとリターンゲームでは2度のブレークに成功し先行する。

しかし、続く第2セット、第2ゲームで2度のブレークポイントを凌いだサッカリだったが第6ゲームでブレークを許す。リターンゲームでは安定したサービスゲームを展開するパリーからブレークチャンスを掴めず、1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、第5ゲームでブレークポイントを握られたサッカリはバックハンドのショットをネットにかけ先にブレークを許す。それでも直後の第6ゲーム、サッカリのショットをパリーが返球できずブレークバックに成功。その後、運も味方につけたサッカリが4ゲームを連取し2時間11分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにサッカリのコメントを掲載し「ファイナルセットでブレークダウンから巻き返したのは今回が初めてではなかった。私はただ勇気を出して、それに挑戦した。そしてブレークバックし勝利も掴んだ」と語った。

新コーチであるウィット氏についてサッカリは「彼は私が人生で出会った中で最も面白い男の1人だと思う。いつも笑ってるし、コートの内外で彼と過ごす時間を本当に楽しんでいるわ。とてもいい人で、これが最も重要なことだけど素晴らしいコーチでもあるわ」と述べた。

勝利したサッカリは準々決勝で第23シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)と対戦する・ナヴァッロは4回戦で第2シードのA・サバレンカを6-3, 3-6, 6-2のフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第3シードのC・ガウフ(アメリカ)と世界ランク49位のユアン・ユエ(中国)が8強に駒を進めた。

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