優勝を飾ったシフィオンテク
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)は17日、シングルス決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第9シードのM・サッカリ(ギリシャ)を6-4,6-0のストレートで破り、2年ぶり2度目の大会制覇を果たすとともにキャリア通算19度目のツアー優勝を飾った。

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先月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)で3連覇を達成した22歳で世界ランク1位のシフィオンテク。

今大会では初戦となる2回戦で世界ランク56位のD・コリンズ(アメリカ)、3回戦で第26シードのL・ノスコヴァ(チェコ)、4回戦で同79位のY・プチンセワ(カザフスタン)を下し8強入り。準々決勝では元世界ランク1位のC・ウォズニアッキ(デンマーク)が第2セット途中で棄権し4強入りすると準決勝では第31シードのM・コスチュク(ウクライナ)を退け決勝進出を決めた。

大会前に新コーチを招聘し復調の兆しを見せている世界ランク9位のサッカリと対戦した決勝戦の第1セット、シフィオンテクは第2ゲームでブレークチャンスを握るとミスを誘発し先にブレークに成功。第5ゲームでブレークバックを許したものの終盤となる第10ゲーム、セットポイントとなるブレークチャンスを掴んだシフィオンテクは強烈なフォアハンドショットを沈めブレークを奪い先行する。

続く第2セット、ギアを上げたシフィオンテクはリターンゲームで攻勢を強め一気に6ゲームを連取。自身はファーストサービスが入ったとき88パーセントの高い確率でポイントを獲得しブレークポイントを与えることなく締めくくり、1時間8分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「自分自身を本当に誇りに思っているわ。とてもうれしい。今大会を通してスコア的には全てをコントロールできているように見えたけど、最初から最後までそんなに簡単ではなかった。だから、大会中に調子を上げることができてよかった。最後の2試合はとてもいい感じで、自信に満ち溢れていたわ」と語った。

「大会の序盤はドロー運に恵まれなかったと思う。苦手な相手と対戦することもあった。3回戦は今年の全豪オープンで敗れたリンダ(ノスコヴァ)と戦った。ウォズニアッキとはしばらく対戦していなかったのでストレスを感じたわ。彼女のプレーが私のラケットでどう感じられるのかよく分からなかった。彼女のことはすごく尊敬しているけどあの試合はストレスを感じながら戦うような試合だった」

なお、シフィオンテクはこの勝利で今季2勝目をマーク。また「WTA1000」に限ると今回で8度目のタイトル獲得となった。

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