全豪OPでのトンプソン
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)は4日、シングルス2回戦が行われ、第6シードのJ・トンプソン(オーストラリア)が世界ランク98位のA・コバチェビッチ(アメリカ)を4-6, 7-6 (7-1), 7-6 (9-7)の逆転で破り、2019年以来5年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。なお、試合時間は大会史上最長となる3時間34分を記録し、終了時刻は現地4日の0時半を回っている。

>>【動画】大会史上最長3時間34分の死闘、トンプソンが制した瞬間<<

29歳で世界ランク33位のトンプソンは今季、開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で4強入りすると2月のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)ではツアー初優勝。大会後のランキング更新ではキャリアハイとなる32位を記録した。

その後は3大会連続で初戦敗退を喫していたものの、今大会の1回戦で予選を勝ち上がった世界ランク298位のウー・イービン(中国)を6-4, 6-4のストレートで下し約1か月ぶりの勝利を挙げて初戦突破を決めた。

そして2回戦では25歳のコバチェビッチを対戦した。第1セット、互いに1度ずつブレークを奪うと終盤の第10ゲーム、15-40とセットポイントをとなるブレークポイントを握られたトンプソンは強烈なリターンを返球できず、2度目のブレークを許して先行される。

続く第2セット、トンプソンは強烈なフォアハンドショットを決め第1ゲームでブレークに成功。しかし、第4ゲームで5度目のブレークポイントをものにされイーブンとされる。終盤となった第12ゲーム、1本のマッチポイントとなるブレークポイントを凌いだトンプソンはタイブレークを制し、1セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、互いにブレークポイントを握るもブレークを許すことなく再びタイブレークに突入。一進一退の展開となるも2本のマッチポイントを凌いだトンプソンが最後はサービスエースで締め1本目のマッチポイントをものにし、3時間34分に及ぶ死闘を制した。

勝利したトンプソンは準々決勝、昨年王者で第3シードのF・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは2回戦で世界ランク105位のJ・ダックワース(オーストラリア)を6-2, 6-7 (4-7), 7-5のフルセットで下しての勝ち上がり。


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