現地26日、アメリカ/フロリダ州マイアミで開催されているマイアミ・オープンで男子シングルス4回戦が行われ、トップシードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第23シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3,6-3のストレートで下し、同大会では3度連続となる準々決勝進出を決めた。

2017年のロジャー・フェデラー(スイス)以来となるサンシャインダブルを狙っているアルカラスは、重いボールを打ち込み試合を制し、連勝を9に伸ばした。

アルカラスはさまざまポジションから力強いリターンを繰り出し、ベースラインからのラリーでもムゼッティを翻弄してプレッシャーをかけた。アルカラスの高いコートカバー率はムゼッティの攻撃する範囲を狭めさせ、ムゼッティにアンフォーストエラーを強いた。

ATPによると、アルカラスは「ロレンツォのプレイスタイルがバックからスピンを使うことは知っていた。彼に彼のプレイをさせないようにした」、「僕は自分のゲームをした。アグレッシブにプレイし、自分のショットを打ち、ネットに出て、ドロップショットを打つようにした。僕のスタイルだ。すごくうまくいったと思う。自分のパフォーマンスに満足している」と語った。

ウィナーを23本決めたアルカラスは、セカンドサーブが入った時に63%の確率でポイントを獲得して勝利し、ムゼッティとの対戦成績を3勝1敗とした。

6度目となるマスターズ1000のタイトルを狙うアルカラスは準々決勝で、第8シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)を3-6,6-3,7-6(3)で下した第11シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

昨年のロレックス上海マスターズでアルカラスを下したディミトロフは準々決勝について、「楽しみだ。誰もが世界最高の選手と戦いたいものさ。カルロスが素晴らしいテニスをしていることは間違いない。だが、僕も同じだ」と述べた。

(コメント引用元: https://www.atptour.com/en/news/alcaraz-musetti-miami-2024-tuesday)