現地11日、フランス/ロクブリュヌ=カップ=マルタンのモンテカルロ・カントリークラブで開催されているモンテカルロ・マスターズでシングルス3回戦が行われ、トップシードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-5,6-3で下し、準々決勝へ駒を進めた。

ジョコビッチとムゼッティは1年前の同大会3回戦でも対戦し、当時はムゼッティが勝利。今試合第1セットでムゼッティがブレークを先行した際は、歴史が繰り返されると思わせた。

だが、ジョコビッチを2度破るのは簡単ではない。ジョコビッチは屈することなく重要な瞬間に強さを発揮し、リベンジを果たした。

ATPによると、ジョコビッチは「第1セットの4-3,40/0の場面で観客とちょっとしたやり取りがあったのだが、僕はその後勢いを増した。ロレンツォは少し集中力を失ったようだった。ロレンツォは序盤の7ゲームで僕より優れていた。素晴らしいテニスをしていた。良いショットを打ち、僕を走らせたんだ」とコメント。

また「だが、これはクレーの試合だ。試合はすぐにひっくり返るし、他のサーフェスに比べてブレークが大きなアドバンテージにはならない。第2セットは互いにアップダウンがあった。タイトな場面で強くアグレッシブでい続けたことが功を奏したのだと思う」と続けた。

ジョコビッチは準々決勝で、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-3,6-4で下した第11シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。オーストラリア人選手がモンテカルロ・マスターズの準々決勝に進出するのは、1999年のマーク・フィリプーシス以来初だ。

(コメント引用元: https://www.atptour.com/en/news/djokovic-musetti-monte-carlo-2024-thursday)