現地14日、韓国/釜山で開催されたVitro Busan Openでシングルス決勝が行われ、31歳の内山靖崇がホン・ソンチャン(韓国)を7-6(4),6-3で破り、2019年以来初、キャリア6度目のチャレンジャーツアータイトルを獲得した。

第1セットでセットポイントを2度しのいだ内山は、最後まで主導権を握り続けた。

ATPによると、内山は「キャリアに自信を持ち続けるうえで、本当に重要なことだ。2019年以降1度もタイトルを獲得できていなかった。ここ数年は、自分が以前のレベルに戻れないと思うこともあった。フィジカル面で大きな問題を抱えていたんだ。これはトップ100に戻るための最初のステップだ」と話した。

内山のPIF ATPランキングのキャリアハイは2019年の78位だ。

また、アメリカ/フロリダ州サラソータで同日に開催されたElizabeth Moore Sarasota Openでシングルス決勝が行われ、タナシ・コキナキス(オーストラリア)がジズー・ベルクシュ(ベルギー)を6-3,1-6,6-0で破り、クレーコートでは2021年以来初、キャリア6度目のチャレンジャーツアータイトルを獲得した。

現地15日に更新された PIF ATPランキングでトップ100に返り咲いたコキナキスは、来月開催される全仏オープンでの本選入りを確定させた。

コキナキスは「賞品は全仏オープンの本選(出場)だ。僕が最も良い成績を残したグランドスラムなんだ。自分の戦い方、戦略を見つけたことを誇りに思う。正直ここのコンディションは厄介で、僕はただ相手に勝とうと頑張っただけだった」と話した。

コキナキスはPIF ATPランキングで94位に浮上した。

(コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/kokkinakis-bergs-sarasota-challenger-2024-final)