ゴジラまで、あと2本に肉薄する強烈な一発だ。

 現地4月5日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でシカゴ・カブスと対戦。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場し、2試合連続となる今季第2号2ランをライトスタンドに放り込んだ。

 2日前に待望の今季初ホームランを放った大谷。この試合でも快音が聞かれたのはドジャースが4点を追う5回表だった。先頭打者のムーキー・ベッツが左安打で出塁すると、大谷は初球をいきなり振り抜く。真ん中低めに甘く入ったチェンジアップを見逃さず、高く打ち上がった打球は右翼ポールのギリギリ内側に入った。

 スタンドインを確認すると、敵地ながらリグリー・フィールドの観衆は大盛り上がり。カブス先発のカイル・ヘンドリックスはうなだれ、二塁を回った大谷は左手を少し挙げてベンチの拍手喝采に応えた。
  日本人スターの2試合連発弾に米メディアもすぐさま反応。稀代の”大谷翔平マニア”として知られる米放送局『Fox Sports』のベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニが、2試合連続ホームランだ!」と自身のX(旧ツイッター)に動画を添えて即共有した。

 これで大谷は日本人歴代2位となる173本塁打をマーク。松井秀喜(元ニューヨーク・ヤンキースなど)氏が持つ同最多本塁打に、あと2本に迫った。この偉業は、実は米メディアでも大きな話題となっている。米野球データサイト『Codify Baseball』は公式SNSに「ショウヘイ・オオタニが再び本塁打を放ち、ヒデキ・マツイのMLB日本人最多本塁打記録(175本)に、残り2本だ!」と報告。シーズン序盤での記録更新へ、いよいよ秒読み段階に入ったと期待を寄せた。

 なお、試合は7回表を終えて、7-9でドジャースが2点を追っている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ゴジラまで、あと2本!大谷翔平が片手で運ぶ2試合連続HR!
【関連記事】なぜ大谷翔平は「嘘をついた」と誤解されたのか。ド軍での第1号記念球を巡る騒動は“言葉のニュアンス”で思わぬ事態へ発展
 
【関連記事】ドジャースとの3連戦を前に、カブス・鈴木誠也が好調「ハードヒット率は驚くべき数字」と地元紙が賞賛「ミサイルのようだ」と同僚ベリンジャーも驚き