4月23日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)のゲストは、千葉ロッテマリーンズ一筋17年の初芝清と、ロッテ時代は“幕張の防波堤”の愛称で親しまれていた・小林雅英。“ロッテの〇〇No.1”のコーナーでは、「しゃべるとなぁ…」なモテ男の話題で大いに盛り上がった。

■元ロッテのチームメイトが選ぶ“モテ男No.1”

今回MCを務めるのは平井理央と、元プロ野球選手の五十嵐亮太。以前の特別回でMCを務めた真中満と五十嵐は、レジェンド選手というより“芸人枠”に近い扱いのようだ。平井は打ち合わせで「五十嵐さんがMCをブンブンに回せるので大丈夫です」と聞いたことを明かしたが、五十嵐はプレッシャーには負けないと意気込みを語っていた。

最初のコーナーはゲストの現役時代やプライベート、野球界全体について深掘りしていく「球界アレコレ話」。トークテーマは、初芝と小林が選ぶ“ロッテの〇〇No.1”だ。

最初に初芝と小林に選んでもらったのは、「ロッテのモテ男No.1」。そのお題に、五十嵐がさっそく、「ロッテでモテ男いました?」と辛辣な疑問符をぶつける。冗談めかして笑いを取りつつ、五十嵐のなかでは1人しか思い浮かばないと匂わせる。

五十嵐の予想を聞く前にゲスト2人が名前を挙げたのは、小林宏之。これには五十嵐も「あーそこ来たかあ」と納得のリアクションを見せた。小林は現役時代に先発・抑えとして活躍した投手。現在はロッテのジュニアチームの監督も務めている。“モテ”ポイントはなんといっても脚の長いモデル体型で、見た目のかっこよさが群を抜いていると語った。

一方、五十嵐が名前を挙げたのは“ジョニー黒木”の愛称で親しまれる黒木知宏。すると初芝と小林も納得したようすを見せつつ、黒木が“モテ男”の候補から外れた理由を語り出す。目鼻立ちも整った黒木だが、2人が口を揃えて「しゃべるとなぁ…」と漏らしたことでスタジオに笑いが。

たしかに宮崎県出身の黒木は、強く残るなまりで有名だ。五十嵐は「あんなに関東にきて長いのに、なまりが抜けない人いない」と、ユニークななまりを振り返る。

ゲスト2人から名前が挙がっていた小林は、日本シリーズで「コーンロウ」というブロックに分けた毛束を頭皮から編み込んで作る特殊な髪型をしていた。日本人の選手が公式戦でコーンロウで出場したのは、おそらく小林が初めてだったそうだ。野球選手は坊主…という時代は終わって久しいが、オシャレに気を遣うのはなるほど“モテ”の第一歩だったのかもしれない。

■「整理整頓には時間を使えない」意外な人物

続いてのトークテーマは“ロッカーが汚いNo.1”。ここで名前が挙がったのは、“幕張の安打製造機”の異名を持つ福浦和也だった。いわく、福浦のロッカーは何がどこにあるか全くわからないという。

「本人は気にならないんですかね」と五十嵐が疑問をぶつけると、「本人もわかっていない」と話す小林。周りが何度言っても直らない悪癖だったようで、ついには説得を諦めるに至ったというから驚きだ。

さらに初芝は、「整理整頓という言葉は絶対ない」と福浦の印象を念押しする。アンダーシャツなども着たあとなのか、これから着るものなのかわからないほどだったとか。身体を動かしたあとのシャツがそのままというのは…たしかに目を覆う惨状が想像できる。

先日、里崎智也から“福浦はビデオの映像を見ながら自分のフォームを細かくチェックして、ちょっとした動きや違いを見て勉強している”という話を聞いたばかりだったと明かす五十嵐。真摯に野球へ向き合っている福浦だが、初芝と小林は「そういうところには時間をかける」「整理整頓には時間を使えない」と褒めていいのかけなしていいのかわからないという表情に。

ちなみに五十嵐の経験則によると、“野手よりもピッチャーの方が比較的ロッカーを綺麗にしている”そう。すると小林も「ピッチャーと野手のロッカーは別格」と同意し、「僕なんかでもめちゃめちゃロッカー綺麗です」ドヤ顔。しかし五十嵐は「わかる気がします。小林さんなんか“でも”綺麗だと思います」と茶々を入れ、「やっぱりでいいんですよ、そこは」と小林からツッコミを入れられていた。

■チームメイトだけが知っている意外な一面

“モテ男”はともかく、“ロッカーが汚い人”といった情報は選手同士だからこそ知っている情報。チームメイトとして生活をともにするなかでしか見えない情報というのは多いものだ。

野球選手のプレーは、テレビや球場に行くことで目の当たりにすることができる。しかし、野球選手のプレー以外の部分はなかなか見ることができない。同番組では多くのスター選手がインタビューで聞かれるような華々しい一面だけでなく、魂からチームが好きな野球ファンに刺さる“こぼれ話”を聞くことができる。

鮮烈なホームラン、鋭い投球、見事な守備とそれをかいくぐる盗塁。輝かんばかりのプレーを見せる一方で、私生活では少し抜けている…そういった“選手をもっと好きになれる”情報は非常に貴重だ。今後もさまざまな選手を呼ぶなかで、“こぼれ話”を引き出すコーナーに期待したい。