「猿の惑星」(1968年)の“完全新作”として描かれる「猿の惑星/キングダム」(原題:Kingdom of the Planet of the Apes)が、が公開中。このたび、現実かと錯覚する程リアルな“300年後の世界”を映した5分超えの本編映像が解禁となった。

■現実かと錯覚する程“リアル”な映像に心揺さぶられる冒険譚

物語の舞台は、人類が野生化し、進化した猿が支配する300年後の世界。巨大な帝国を築く独裁者プロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿ノアは、人間の女性ノヴァと共にプロキシマスの支配に立ち向かうことを決意する。

公開後、「作られた映像だとは思えぬハイクオリティ!」「現実かと錯覚するほどの技術!」といった声が上がっている同作。グラフィックデザイナーやVFXアーティストなどこれまでの様々な経験を活かし「メイズ・ランナー」シリーズや、人気ゲームの実写映画「ゼルダの伝説」などを手掛けた監督ウェス・ボールと、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」や「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」などで知られるVFXスタジオWETAがタッグを組み制作されている。

この度、そんな同作から、主人公の若き猿・ノアが鷲の襲撃にあったり、崖から転落しそうになったりと絶体絶命のピンチに次々と見舞われるスリル満点の冒険の一端を映した、5分超えの本編映像が解禁された。

■瞬きをするのも忘れる程スリリングな展開

解禁された映像では、荒廃し草木が生い茂る森林と化した高層ビルを、主人公のノアとその幼なじみであるアナヤとスーナが縦横無尽によじ登る姿が映し出され、300年後の広大で悠然とした世界を体感することができる。さらに、鳥や虫のさえずり、木々がしなる“音”が、同作の世界観をよりリアルなものとして際立てている。

そんな世界を楽しそうに走り回るノアたちの目的は“絆の日”と呼ばれる儀式までに鷲の卵を見つけて持ち帰ること。イーグル族と呼ばれる鷲使いの一族である彼らにとって、相棒となる鷲を決める瞬間は神聖な時間。

映像では、隣のビルの最上部に大きな巣を見つけたノアがアナヤとスーナの心配をよそに、ビルに飛び移る様子が描かれる。さらに、巣に着いたノアに向かって危険を察知して戻ってきた親鳥が攻撃してきたり、足を滑らせたノアがそのまま崖を滑り落ち谷底に転落しそうになったりと、スリリングな展開が続く。

同作では、そんな“スリル”だけでなく、家族や仲間同士の絆を描く“エモーショナルなシーン”や、猿同士の“ド派手なアクションシーン”、辛い別れを描く“悲しいシーン”などが多数描かれている。

なお、「猿の惑星」などシリーズ過去作はディズニープラスで配信中。