今夏の移籍市場の注目株

ポルトガルから多くの有望選手が生まれている。スペイン『MUNDO DEPORTIVO』は「近年のポルトガルのサッカー界の進歩は注目に値する」と報じた。

「ポルトガルは他のヨーロッパ諸国に比べて国土が狭いにもかかわらず、毎年多くの若い才能を生み出している。これは偶然ではない。ユース選手を大切にして、ここ数シーズンでスポルティング、FCポルト、ベンフィカは素晴らしい選手を輩出した」

そして、同メディアは今夏の移籍市場の注目株にバイエルンやマンチェスター・ユナイテッドとの移籍の噂があるベンフィカの2選手を挙げた。

「ベンフィカは大きな移籍を準備しているかもしれない。最高の若手選手2人を引き留めておくのは難しい。DFアントニオ・シウバ(20歳)とMFジョアン・ネベス(19歳)は、昨季プリメイラ・リーガを制覇し、今季はヨーロッパリーグの準々決勝まで進出しているロジャー・シュミット監督の下、その名を轟かせている」

「彼らはまったく替えがきかない。センターバックのアントニオ・シウバは、今季すでに40試合に出場し、ジョアン・ネベスは全44試合に出場している(3月16日時点)。彼らを引き留めることができなくても、ベンフィカは大きな利益を得ることができるだろう。そのようなやり方は熟知している」

2選手ともすでに代表経験もあり、インターナショナルマッチウィークに行われる国際親善試合を戦うポルトガル代表のメンバーにも選出されている。すでに争奪戦の様相を呈しているポルトガルの“逸材”を獲得できるのはどのクラブになるのだろうか。