すでに抜群の存在感

チェルシーやアーセナルでプレイ経験のある元スペイン代表MFセスク・ファブレガス氏は、マンチェスター・ユナイテッドは来シーズン、MFコビー・メイヌーを中心にチーム作りをするべきだと、英『BBC』の「Planet Premier League show」にて語った。

メイヌーは今シーズン一貫性のなさから批判も多いマンチェスター・ユナイテッドの中で、大きく評価を上げた選手だ。今シーズン台頭してきたばかりだが、すでにチームで絶大な存在感を発揮しており、3月にはイングランド代表にも初招集されている。ユナイテッドの名門復活を託された若き逸材だ。

ユナイテッドはクラブの共同オーナーとなったジム・ラトクリフの下、今夏に大改革が行われることが予想されており、様々なビッグネーム獲得の噂が浮上している。そんななか、セスク氏が来シーズンのキープレイヤーに挙げたのがメイヌーだ。

「彼は間違いなく将来のためだけの選手ではない 。彼はすでに現在のための選手なのだ。彼は彼らが守る必要がある人物だが、同時に真の変化をもたらすことができる彼に時間を投資する必要がある。彼はピッチ上で素晴らしい個性を持っており、まるで長い間プレイしてきたかのように感じられる」

「彼を助けるためにも、夏に選手を集めて彼を今よりもさらに輝かせる必要がある。彼のような才能ある選手は、周りに優れたクオリティがあればあるほど、彼らから得られるものはより多くなる。マンUの大型移籍に期待しているが、来季のコビー・メイヌーは、何があろうとキープレイヤーでなければならない」

さらにセスクは厳しいシーズンを送っているユナイテッドの中で、怖がらずにボールを受けようとするメイヌーの姿勢や勇気にも絶賛の言葉を送っている。

「彼の人柄と勇気を見たはずだ。クオリティや才能のことよりも、選手がどれだけボールを欲しがっているか、難しい局面でもどれだけボールを欲しがっているかを私はいつも話しているんだ。マンチェスター・ユナイテッドにとって非常に困難なシーズンに、今のようなパフォーマンスを見せることは、多くのことを示している」

「彼は恐れずにプレイする、それが彼の好きなところだ。彼はただボールを欲しがり、物事を起こそうとする。彼が行けるところまで行くことを願っている」