スペイン1部バルセロナが、1月に今季限りの退任を表明したシャビ監督の続投を望んでいると、スペインメディア「エル・ナシオナル」が報じた。

 同メディアによると、ジョアン・ラポルタ会長がシャビ監督に残留を説得し続けているという。というのも、指揮官が退任を表明した後、つまり3―5で敗れたホーム・ビリャレアル戦後は、無敗だからだ。10日には、パリ・サンジェルマン(フランス)のホームに乗り込んだ欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦に勝利し、4強入りに前進した。

 指揮官はいまのところ自身の発言を撤回する気はないが、同メディアは「サッカーの世界は予測不可能であり、もし彼が、CL準決勝に進出できれば、自分の将来を再考し、愛するクラブに残ることができるかもしれない。ラポルタ会長と(スポーツディレクターの)デコ氏の両者が彼に来シーズンの続投を望んでおり、選手たちも、おおむねこの考えに沿っているようだ」と期待した。

 16日の第2戦で4強入りが実現すれば、シャビ監督の決意に変化は訪れるのだろうか。