復調ムードが漂うラヴェル
復調ムードが漂うラヴェル

中山牝馬ステークス2024

[GⅢ中山牝馬ステークス=2024年3月9日(土曜)中山競馬場、芝内1800メートル(牝)]

 ラヴェル(4・矢作)はGⅡ京都記念で5着。道中は中団の外めで構える形から、最後まで脚を使っていた。レース内容は復調ムードを漂わせるもの。休養明け2走目、牝馬限定戦の今回は、さらなる上昇が見込めそうだ。

「休み明けを使った上積みを感じています。体幹がしっかりとしましたね。(状態面に)不安点は見当たりません」

 担当の福岡助手が確かな口調で言い切る。中間は坂路からコース主体の調整にスイッチ。人馬の呼吸を大事にしながら調教が行われている。

「(前回から)距離が短くなるから折り合うかは分からないんです。もうラヴェルの気持ち次第。落ち着いて、折り合いをつけて運べるようなら。『スタミナはある』と(M・)デムーロ騎手も評価してくれていたので」と同助手は説明した。昨年のオークス4着馬が初登場の中山で復活を期す。

著者:東スポ競馬編集部