東京スプリント2024

[JpnⅢ東京スプリント=2024年4月10日(水曜)大井競馬場、ダート1200メートル]

 昨年暮れにオープン特別を制すると、年明け初戦の根岸Sは強敵を相手に2着と奮闘したアームズレイン(牡4・上村)。地方のダートグレード競走は今回が初参戦となるが、阪神、中京、新潟と異なるコースで勝利を手にしている実力馬だ。初タイトルへの手応えを管理する上村洋行調教師(50)に聞いた。

アームズレイン
根岸Sでは2着に健闘したアームズレイン

 ――前走(根岸S2着)を振り返ってください

 上村調教師 展開に恵まれたところはあったが、強い重賞メンバーを相手に千四の距離でもしっかりと結果を出してくれました。右回りがダメということはないけど、やはり左回りの走りがいいと思わせる内容だった。

 ――中間の調整過程は

 上村 放牧を挟んでここを目標に調整してきました。ウッドで併せ馬を行った3日(6ハロン80・1―11・3秒)の動きは良かったね。反応も良く、いい状態でレースに向かえる。

 ――レースへの見通しをお願いします

 上村 今回は右回りとはなるが、もともと1200メートルを得意としていた馬だからね。前走よりもさらに走れていい条件設定だと思います。ここで重賞タイトルを取れればと期待しています。

著者:東スポ競馬編集部