羽田盃2024

[JpnⅠ羽田盃=2024年4月24日(水曜)3歳、大井競馬場、ダート1800メートル]

 昨年度のTCKリーディングトレーナー・荒山勝師が管理するティントレット。昨年5月に門別でデビュー勝ちしたが、その後は勝ち切れず、JBC2歳優駿(10着)後に転入してきたが、いきなり1800メートル、続く1700メートル戦ともに5馬身差で圧勝して、クラシック路線へと矛先を向けた。

 今年からJpnⅡに昇格した京浜盃は2番手から運んだが、直線に入りハミが抜けてしまったため、粘り切れず5着。それでも2着馬とは0秒7差だった。母マニエリスムは2011年の東京プリンセス賞勝ち馬で、父がGⅠ級10勝(うち大井4勝)のホッコータルマエと血筋から舞台適性は高く、転入2戦の大物感ある走りっぷりを加味すれば本番で巻き返しがあっても不思議はない。

 荒山勝師は17年のJBCレディスクラシックをララベルで制するなど地方重賞30勝の実績があり、SⅠ時代の当レースを10年(シーズザゴールド)と12年(アートサハラ)に勝利。同じく当レース2勝の名手・森泰斗を背に第1冠でどんな走りを見せてくれるか。

著者:東スポ競馬編集部