順調な調整が進むプログノーシス(平松さとし提供)
順調な調整が進むプログノーシス(平松さとし提供)

 明日、28日に香港・シャティン競馬場で行われる「2024香港チャンピオンズデー」に出走する日本馬全8頭が、同競馬場での前日調整を終えた。

 中でも注目を受けるのはやはりGⅠクイーンエリザベスⅡ世カップ(芝2000メートル)だろう。日本馬3頭の中で大将格は、昨年2着でこれが香港遠征3回目となるプログノーシス(牡6・中内田)。27日は、オールウェザーコースでキャンター1周の調整。清山康成助手は「順調に、申し分ない仕上がりで競馬に向かえると思います」とデキの良さをアピールした。

 そのほかの2頭は、ヒシイグアス(牡8・堀)が「暑さに弱いので今日は大事を取って角馬場のみ。もう少し活気は欲しいですが、おおむね順調です」と高橋智大助手。ノースブリッジ(牡6・奥村武)は芝でキャンター1周し、「悪天候によりイレギュラーはありましたが、思い通りの調整ができました。馬場状態や枠順などの条件は揃っているので期待できると思います」と奥村武調教師。気温、天候に苦労しつつも、本番に最高の体調で向かうため、各陣営細心の注意を払って調整しているようだ。

 なお、主催者発表の明日28日の馬場状態予測は「芝=稍重(Gооd tо Yielding)」となっている。

著者:東スポ競馬編集部