(左から)ノースブリッジ、プログノーシス、ロマンチックウォリアー(提供=平松さとし)
(左から)ノースブリッジ、プログノーシス、ロマンチックウォリアー(提供=平松さとし)

 現地時間28日、香港のシャティン競馬場でチャンピオンズデーが開催された。この日、行われた国際3競走に、日本馬は計8頭が出走。残念ながら先頭でゴールをした馬はいなかった。

 メインのクイーンエリザベスⅡ世C(GⅠ)は地元の絶対王者ロマンチックウォリアーが2分01秒02のタイムで優勝。日本馬は向正面で番手を上げて勝負に出た川田将雅騎手騎乗のプログノーシス(牡6・中内田)がクビ差の2着。逃げたノースブリッジ(牡6・奥村武)が3着に粘った。

 プログノーシスの中内田調教師は「香港遠征は馬も人も慣れていて、それなりに力を出してくれたけど、惜敗という結果は悔しいです」と残念そうな表情を隠すことなく語った。もう1頭の出走馬ヒシイグアス(牡8・堀)は5着だった。

 チャンピオンズマイル(GⅠ)に3頭の日本馬はエルトンバローズ(牡4・杉山晴)が11頭立ての8着、オオバンブルマイ(牡4・吉村)が10着、シャンパンカラー(牡4・田中剛)は11着に敗れた。

 勝利したのはパートン騎乗のビューティーエターナルで勝ち時計は1分34秒52。これが引退レースということで注目されたゴールデンシックスティは4着に敗れた。

 また、チェアマンズスプリントプライズ(GⅠ)のマッドクール(牡5・池添)とサンライズロナウド(牡5・安田)はそれぞれ11頭立ての11、10着。マッドクールに騎乗した坂井は「4コーナーでは手応えがなくなり、この馬の走りができませんでした」と語り、サンライズロナウドの安田調教師は「香港勢のレベルの高さを痛感しました」と語り、唇をかんだ。

 勝ったのは地元・香港のインビンシブルセージ。ボウマン騎乗で勝ちタイムは1分09秒33だった。

著者:東スポ競馬編集部