市内三ノ宮の龍池山高岳院で4月14日、桜の植樹祭が行われた。

これは、株式会社伊藤園による「わたしの街の未来の桜プロジェクト」の一環。「伊勢原に新しい桜の名所をつくろう」と2022年から同院などで行われている。

この日はタレントの「欽ちゃん」こと萩本欽一さんが出席。同所には萩本さんの亡き妻「スミちゃん」を偲び、黙っていても情を感じさせる人柄から名付けられた「情黙弁財天」が祀られているほか、自身の言葉が刻まれ、欽ちゃんと一緒に名前を刻める記念石碑が建てられている。

今回は「欽ちゃん桜」と「スミちゃん桜」と命名された2本の夫婦桜のほか、3本のしだれ桜が同所に植樹された。

会場には欽ちゃんを一目見ようと近隣住民ら100人ほどが来場。植樹の様子をカメラで撮影するなど、見守っていた。高岳院の復興を進める能満寺の松本隆行住職は「欽ちゃんが元気なうちに桜を満開にしたいので、寄付はありがたい」と話す。

同プロジェクトは「お〜いお茶」の発売30周年を記念して、2019年から始まったもの。昨年12月時点で全国に約1400本の桜を植樹している。