今後の動向が注目されます。

JR東海の211系が三岐鉄道線に回送

 JR東海の東海道線などで活躍していた211系電車が、三重県北部を走る三岐鉄道・三岐線に回送されました。SNSでは、車両の譲渡を目的とした回送なのではないかと話題になっています。

 三岐鉄道には、富田から西藤原を結ぶ三岐線と、西桑名〜阿下喜を結ぶ北勢線があります。北勢線は全国的に珍しいナローゲージ(線路幅762mm)と呼ばれる路線です。三岐線は西武鉄道から譲渡された車両が走っており、JRの車両が入線するのは異例です。
 
 三岐線内に回送されたのは、211系の3両編成が2編成。JR東海では、静岡地区で活躍していた車両です。三岐鉄道によると「JR東海の211系は、3月20日に到着し、現在は富田駅に留置しています」(鉄道部運輸課)とのこと。現時点では詳細については未定としています。
 
 211系の入線が車両譲渡を目的としたものであれば、同形式が地方私鉄に譲渡される初の事例となります。
 
 SNSでは「三岐鉄道に211系が行ったことに驚いた」「これは予想外」「西武の車両が走っているイメージなので今後が楽しみ」などといった声があがっています。