船舶分野の「ゼロエミッション」へ 20トン以上では国内初「水素燃料電池船」が試験運航
試験航行を行ったのは、洋上風車の作業船「HANARIA」です。
20トン以上の船舶では国内初の「水素燃料電池船」で、4月4日、福岡県北九州市の小倉港と沖合の発電施設との間の往復約30キロを、約3時間かけて航行に成功しました。
日本財団などは、船舶分野での「カーボンニュートラル」、二酸化炭素排出実質ゼロを目指すプロジェクトの一環で、こうした次世代船舶の開発に取り組んでいて、日本の運輸部門のCO2排出の5%を占める国内海上輸送で、2050年までに実質ゼロ実現をめざすとしています。