15日、山形県鶴岡市で伝統行事「神輿流し」が行われ大勢の人で賑わいました。

「ぺれろれろれろろれろれ」

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山形県鶴岡市の鼠ヶ関に伝わる伝統行事「神輿流し」。地区の厳島神社の例大祭に合わせて毎年4月15日に行われるものです。神輿の担ぎ手は地元の若者およそ30人。白装束に身を包み豊漁を願いながら半日をかけ地区を練り歩きます。

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厳島神社 本間雅春 宮司「少子化で色々な問題ありますけれど、これだけの若い連中がお祭りを通して郷土を愛してくれるので助かっている」

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海の安全祈願と大漁豊作を願うために始まったものですが、現在では参加者のほとんどが会社員。地元を離れた人もこのために休日をとっての参加です。

「酒貰う、のむ」

担ぎ手は神社で祈祷を受けた「神の使い」。

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地域の人たちは神輿が目の前を通ると酒を振る舞い、そして担ぎ手たちは酒を飲むことで身を清めていきます。

波のような足取りで、ゆらりゆられながら集落を練り歩いていきます。

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地元の人「やっぱりこの祭りがこないと春が来ない。皆楽しみにしてます。県外にいった人も戻ってくるので最高におもしろいです!」

地元の人「何よりもみんなで騒げるのが一番大きい(楽しみ)」

地元の人「酔っぱらって自由なところ」

そして祭りの最後は雪解け水が流れる鼠ヶ関川に神輿ごと沈め漁の安全と豊漁を願います。 

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神を清め海に還すことで、鼠ヶ関の春が始まります。 

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