前節はドルトムントがボーフムに勝ちきれず引き分けた一方、バイエルンがヘルタ・ベルリンに勝利したことでバイエルンが首位を再奪還している。迎える第31節、4位フライブルク(勝ち点56)と5位ライプツィヒ(勝ち点54)によるチャンピオンズリーグ(CL)出場権直接争いが行われる。

フライブルクは前節、MF堂安の決勝弾でケルンに勝利。4位を死守した。しかし火曜に行われたDFBポカール準決勝ではライプツィヒの前に5失点完敗。昨季決勝のリベンジを果たせなかった中、CL出場権争い直接対決でやり返せるか。ポカールでは前半のみの出番となったMF堂安はベンチスタート予想となっている。

首位を再奪還したバイエルン(勝ち点62)は12位ブレーメン(勝ち点35)と対戦。バイエルンは前節、後半にMFキミッヒの絶妙な2アシストの活躍もあってヘルタに勝利。すかさず首位を奪還した。4連勝で文句なく11連覇が決まる中、残留がまだ確定していないブレーメンを下せるか。

バイエルンの結果を受けて日曜に試合を行う2位ドルトムント(勝ち点61)は、7位ヴォルフスブルク(勝ち点46)と対戦。ドルトムントは前節、真価の問われる一戦となったボーフム戦を1-1のドロー。開始早々の失点をすかさずFWアデイェミ弾で追いついたものの、その後は相手GKリエマンの好守もあって勝ちきれなかった。勝負弱さを露呈する痛恨のドローに終わった中、バイエルンの躓きを期待して勝利を目指したい。

続いて日本人選手在籍チームの残留争い。17位シャルケ(勝ち点27)は金曜に8位マインツ(勝ち点45)と対戦。シャルケは前節、負傷明けの吉田が3試合ぶりに復帰した中、ブレーメンを1失点に抑えて逆転勝利。後半終盤の2ゴールで貴重な3ポイントを手にした中、欧州カップ戦出場の芽が十分にあるマインツを下して残留圏に上昇できるか。

ドルトムント相手に貴重な1ポイントをゲットしたFW浅野の16位ボーフム(勝ち点28)は、DF板倉の10位ボルシアMG(勝ち点36)と対戦。ただ、シュツットガルトが前節勝利したため残留プレーオフに回らなければならない16位に後退している。浅野は引き続き先発予想。板倉が出場停止のボルシアMG相手にゴールに絡むプレーを期待したい。

15位シュツットガルト(勝ち点28)は最下位ヘルタ・ベルリン(勝ち点22)と対戦。シュツットガルトは前節、ボルシアMGに2-1と競り勝って残留圏内に浮上。水曜に行われたDFBポカールではフランクフルトの前に逆転負けして決勝進出を逃したが、切り替えてヘルタに引導を渡すとともに残留に大きく近づくシックスポインターを制すことはできるか。

最後にMF鎌田のゴールなどでシュツットガルトを下してDFBポカール決勝に進出した9位フランクフルト(勝ち点43)は、14位ホッフェンハイム(勝ち点29)と対戦。鎌田にリーグ戦でも久々のゴ−ルが生まれるか。

◆ブンデスリーガ第31節
5/5(金)
《27:30》
マインツvsシャルケ
レバークーゼンvsケルン

5/6(土)
《22:30》
アウグスブルクvsウニオン・ベルリン
ホッフェンハイムvsフランクフルト
フライブルクvsライプツィヒ
ボルシアMGvsボーフム
ヘルタ・ベルリンvsシュツットガルト
《25:30》
ブレーメンvsバイエルン

5/7(日)
《24:30》
ドルトムントvsヴォルフスブルク