前節はフライブルクとライプツィヒによるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けたシックスポインターが行われ、ライプツィヒが勝利。この結果、ライプツィヒが3位に浮上し、フライブルクはCL出場圏外の5位に後退した。

そして優勝争いでは首位バイエルンと2位ドルトムントが揃って勝利。1ポイント差に変動はなかった。残り3試合となって迎える第32節、バイエルン(勝ち点65)は15位シャルケ(勝ち点30)と、ドルトムント(勝ち点64)は10位ボルシアMG(勝ち点39)と対戦する。そして今節もフライブルクは勝ち点56で並ぶ、CL出場権を争うウニオン・ベルリンとの上位対決を戦う。

まずは5位フライブルクと4位ウニオンによるCL出場権争い。フライブルクは前節、前述のようにライプツィヒに敗戦。守勢を強いられ続け、後半半ばに力尽きた格好だった。DFBポカールに続く連敗でライプツィヒとの実力差を見せ付けられた中、ヒザを痛めて欠場したMF堂安は引き続き欠場予想。守備を固めてくることが予想されるウニオン相手にフライブルクはゴールをこじ開けられるか。

続いてバイエルンvsシャルケ。バイエルンは前節、終盤に失点したもののブレーメンに2-1で勝利。残り3試合、全勝すれば11連覇が決まる格好となった。引き続きバックラインはケガ人を抱えることで手薄だが、攻撃陣の奮起に期待したい。

対するシャルケは前節、DF吉田が負傷欠場となった中、マインツに3-2で勝利。後半追加タイムのPK弾で劇的勝利とした。残留圏に浮上した中、吉田はベンチスタート予想だが、バイエルンから勝ち点をもぎ取れるか。

バイエルンの結果を受けて試合を行うドルトムントはボルシアMGと対戦。ドルトムントは前節、ヴォルフスブルクに6発圧勝。ヴォルフスブルクのチーム状態が良かっただけに意外な大勝となった。首位陥落で吹っ切れたのか、今節も前節のような伸び伸びとしたプレーでボルシアMG撃破といきたい。なお、出場停止明けのDF板倉は先発復帰予想となっている。

シャルケの残留圏浮上により降格圏に足を踏み入れてしまったのは17位ボーフム(勝ち点28)。ボーフムは前節、ボルシアMGに0-2で敗戦。FW浅野は先発した中、何度かゴールに迫るシーンを見せたが、チームは無得点で敗戦となった。13位アウグスブルク(勝ち点34)との今節も浅野は先発予想。相手を残留争いに巻き込ませるためには勝利が絶対となる。

そして残留プレーオフに回らなければならない16位に後退したシュツットガルト(勝ち点28)は、6位レバークーゼン(勝ち点48)と対戦。シュツットガルトは前節、日本人3選手が揃って先発した中、最下位ヘルタに痛恨の敗戦。厳しい敗戦となった中、ヨーロッパリーグ準決勝の狭間であることから主力温存の可能性があるレバークーゼンを下して残留圏内に浮上となるか。

最後に9位フランクフルト(勝ち点43)。グラスナー監督の今季限りでの退任が発表された中、8位マインツ(勝ち点45)との中位対決に臨むが、リーグ戦11試合ぶりの白星を掴めるか。MF鎌田、DF長谷部は揃って先発予想だ。

◆ブンデスリーガ第32節
5/12(金)
ケルン 5-2 ヘルタ・ベルリン

5/13(土)
《22:30》
ボーフムvsアウグスブルク
ヴォルフスブルクvsホッフェンハイム
フランクフルトvsマインツ
ウニオン・ベルリンvsフライブルク
バイエルンvsシャルケ
《25:30》
ドルトムントvsボルシアMG

5/14(日)
《22:30》
シュツットガルトvsレバークーゼン
《24:30》
ライプツィヒvsブレーメン