セルティックの日本代表FW古橋亨梧が、ヴィッセル神戸からの退団を発表した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタについて語った。

現在はセルティックでプレーし、エースとしてチームを牽引。2シーズン目を迎えた今シーズンは、スコティッシュ・プレミアシップで25ゴールを挙げる活躍を見せてMVPを受賞。チームも連覇を達成するとともに、自身も得点王獲得が濃厚となっている。

その古橋は、2018年夏から2021年夏まで神戸に所属。その間、イニエスタと共にプレーし、多くのゴールを決め、日本代表、そしてヨーロッパへの移籍を掴み取っていた。

神戸時代からホットラインが開通し、ピッチ内外で関係を築いてきた古橋。セルティックは古橋に、退団を表明したイニエスタについてインタビューを行った。

イニエスタとの出会いが今に生きているかという質問に古橋は、「本当に多くのものを頂いたと思っているんですけど、ピッチ内では一緒にプレーすることで僕の良さをたくさん伸ばしてもらいましたし、どんな時でも自分らしくプレーするというのを声かけてもらったので、貴重な時間だったと思います」とコメント。「ピッチ外では1人の人として、本当に尊敬しかなくて、言葉では表せられないほど1人の人ととしてアンドレスが好きなので、一緒にプレーできて本当に良かったですし、神戸という日本のクラブで一緒にプレーできて良かったです」とコメント。世界的なスター選手から多くを学び、今の自分があると語った。

古橋はイニエスタのみならず、元スペイン代表FWダビド・ビジャ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキとも共演。世界的な選手から多くを吸収し、認められる存在となっていった。

イニエスタと出会っていなかったらという質問には「難しい質問ですね」と語り、「出会って一緒にプレーした経験があるので、出会ってなかったらという想像ができないというか、それぐらいその数年は僕の中で大きかったので、一緒にできて良かったです」とコメント。イニエスタなしのキャリアは考えられないと語った。

プロ2年目で出会った世界最高峰のプレーメーカーとの共演。改めてイニエスタにメッセージを送り、最後まで愛を示した。

「本当に大好きです。一緒にプレーできて、ここまで成長できたこと、アンドレスとプレーできた時間が貴重でした」

「これからもどんな形であれ、現役を続けるのか引退するのかわからないですけど、少しでも長くアンドレスらしくサッカーをしてほしいですし、僕は僕で違う場所で1つでも多くのゴールをとって、少しでも僕の名前が届くように頑張るので、お互いに頑張れればと思います」

イニエスタのラストマッチは7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦。残り1カ月でお別れとなる。



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