セリエA第27節、ナポリvsユベントスが3日に行われ、2-1でナポリが競り勝った。

4日前に行われた延期分のサッスオーロ戦を6発圧勝とした9位ナポリ(勝ち点40)は、カルツォーナ体制初勝利を飾った中、サッスオーロ戦トリプレッタのオシムヘン、ドッピエッタのクワラツヘリアがポリターノと共に3トップを形成した。

一方、前節フロジノーネ戦をルガーニのラストプレー弾で劇的勝利とし、5戦ぶりの白星を手にした2位ユベントス(勝ち点57)は、ラビオとマッケニーが負傷欠場となった中、新戦力のアルカラスが移籍後初先発となった。

サッスオーロ戦の勢いそのままナポリが攻勢の入りとなった中、最初に決定機を迎えたのはユベントス。10分、キエーザが高い位置でオリベラからボールを奪って右クロス。ヴラホビッチがヘディングで合わせたがシュートはわずかに枠を捉えきれなかった。

その後も押し込むナポリは28分、ポリターノの直接FKでGKシュチェスニーを強襲すれば、対するカウンターを狙うユベントスは31分、カンビアーゾの右クロスからイリングがボレーで牽制と、一歩も譲らない攻防を繰り広げる。

そんな中34分、ユベントスに決定機。キエーザのスルーパスをボックス左で受けたヴラホビッチが右ポスト直撃のチップキックシュートを浴びせた。

ハーフタイムにかけてもナポリが押し込むと、43分に押し切る。ディ・ロレンツォのクロスのルーズボールをボックス左のクワラツヘリアがボレー。カンビアーゾにディフレクトしたシュートがゴール左隅に決まった。

追う展開となったユベントスは45分、ルガーニが相手ボックス付近でトラオレからボールを奪ってヴラホビッチに決定機が訪れるも、シュートは枠を捉えきれずナポリのリードでハーフタイムに入った。

迎えた後半、前がかるユベントスは53分、分厚い攻撃を展開した流れからロカテッリのダイレクトパスをボックス右で受けたカンビアーゾに好機が訪れるもシュートは枠を捉えきれない。

さらに61分、カウンター返しの流れからボックス左のヴラホビッチにシュートチャンス。しかしここもGKメレトに阻まれ、仕留めることができない。

後半半ば過ぎ、互いに選手交代を行ってゴールを目指した中、終盤の81分、ユベントスに同点弾が生まれる。ボックス右からキエーザが思い切りよく右足を振り抜くとゴール左を射抜いた。

しかし85分、ナポリがすかさずPKを獲得する。オシムヘンがボックス内でノンジェに足首を踏まれると、VARの末にPKとなった。このPKをオシムヘンはGKシュチェスニーに止められるも、ルーズボールをラスパドーリが押し込んだ。

追加タイムにはCKの流れからルガーニに絶好機が訪れたもののシュートは枠を外れ、ナポリが逃げ切り。熱戦を制して2連勝としている。

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