【明治安田J1リーグ第3節】
2024年3月10日(日)
13:05キックオフ
北海道コンサドーレ札幌(19位/1pt) vs 浦和レッズ(18位/1pt)
[札幌ドーム]

◆苦しい2試合、ホーム開幕戦で払拭する【北海道コンサドーレ札幌】

アウェイ2連戦の開幕スタートはどちらも勝利なし。アビスパ福岡相手には0-0のドロー、サガン鳥栖には4-0で惨敗と九州での2試合でゴールが生まれなかった。

難しさもあるアウェイでの開幕と調整だが、遂に迎える本拠地での一戦。ただ、チームとしては軸にしていた選手たちの退団の穴はやはり大きい。完成度という点ではまだまだ低いことがノーゴールに繋がっている。

台所事情、そして完成度という点では苦戦するスタートになることは予想ができた。最適なポジションで選手を起用できていないことが全てと言える。

ただ、試合は待ってくれるわけではない。このホーム開幕戦をキッカケにエンジンをかけて行きたいところ。フィニッシュワークの乏しさをどう解消していくのか。7年目を迎えるミハイロ・ペトロヴィッチ監督の腕の見せ所と言える。

★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:菅野孝憲
DF:馬場晴也、岡村大八、菅大輝
MF:浅野雄也、荒野拓馬、駒井善成、岡田大和
MF:長谷川竜也、青木亮太
FW:小林祐希
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
出場停止:中村桐耶

◆歯車を噛み合わせられるか【浦和レッズ】

大きな補強、生まれ変わりという期待感とは裏腹に、苦戦も予想できたなか、開幕から悪い方に転がってしまったというのがこの2試合と言えるだろう。

ペア・マティアス・ヘグモ監督を迎え、選手を大量に補強。そしてシステムも[4-3-3]に変えたことで、より攻撃と守備での力強さを出せるはずだった。しかし、ピッチ上では全くと言っていいほど機能していないのが現状だ。

型にハマった時の強さとは裏腹に、型を外れた時の脆さが見えた2試合。自分たちの流れに持って行けない時のピッチ上の対応力がまだ備わっていないが、公式戦2試合で仕方ない部分もあるといえる。ただ、チームの肝でもあるサイド攻撃の乏しさ、流動的な攻撃があまり見られないこと難しい結果を生むことになる。

前節の東京ヴェルディ戦も前半は何もできず、後半は負けられない思いから無理矢理修正し、勝ち点1を拾えた。課題は明白。選手たちがいかにピッチ上で対応力を見せられるか。決まりごとを守っているだけでは、苦しい戦いが続くだろう。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:西川周作
DF:酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、渡邊凌磨
MF:伊藤敦樹、サミュエル・グスタフソン、小泉佳穂
FW:前田直輝、チアゴ・サンタナ、関根貴大
監督:ペア・マティアス・ヘグモ